冠婚葬祭

男性の礼服の種類と選び方とは?ビジネススーツとの違いとは?

投稿日:2017年6月30日 更新日:

社会人になると一気に増える結婚式や葬式。

「もう大人だし礼服を揃えないと…とはいえ、なぜ普通の黒いスーツではダメなのだろう?」

と疑問に思ったことはありませんか?

実は礼服と黒いビジネススーツはまったく別物です。さらに礼服の中でもいくつか種類があり、本来はシーンに合わせて使い分けるのがマナーです。

今回は礼服全般についてご紹介していきます。

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男性の礼服の種類

礼服の種類は3つあり、「正礼装」「準礼装」「略礼装」と分けられます。

正礼装 昼間の結婚式であればモーニング、夜であれば燕尾服
準礼装 昼間の結婚式であればディレクターズスーツ、夜であればタキシード
略礼装 昼夜問わずブラックスーツ、ダークカラースーツ

ちなみに、結婚式の招待状に書かれている「平服」とは、普段着ではなく略礼装の事を指しています。

男性の礼服の選び方

時間・立場・行事の内容と格式に合わせたふさわしい装いを選ぶのが基本です。

略礼装|ダークスーツ(ビジネススーツ)

本来の定義では濃いネイビーやグレーのダークスーツも礼服の一種で、ブラックスーツ(いわゆる礼服)と同格です。結婚式や通夜、パーティーや式典などで着ることができます。
慶事・弔辞どちらでも着用する事が出来るので便利ですし、ちょっとおしゃれ感を出したいという20代・30代の方が好む傾向があります。

実は、正式なマナーでは通夜はダークスーツを着ます。「取り急ぎ駆けつける」ものなため、完璧な礼服で決めてしまうと、以前から不幸を予想していたという印象があるからです。

とはいえ、現在では通夜も真っ黒な礼服で出席する人が多いので、基本的には葬式と同じ礼服で問題ありません。

略礼装|ブラックスーツ(いわゆる礼服)

ブラックスーツは、その名の通り、真っ黒のスーツ。以前は略式だとされていましたが、現在ではほとんどのフォーマルシーンに対応できます。弔事にも使えるので1着持っておくと慶事・弔事両方で使えていいですね。

40代以降の方はブラックスーツを好む傾向にあります。

準礼装|ディレクターズスーツ

礼服のパンツを黒からグレーのストライプパンツ(コールパンツ)に変えると、一段格が上がります。

ディレクターズスーツと呼ばれるこのスーツは、結婚式の主賓やスピーチ担当者向きとされていますが、最近はブラックスーツを着る人の方が多いようです。

カジュアルな結婚式では新郎・新婦のお父さまがこのスーツを着ることがあるため、被らないようにブラックスーツを着ることをおすすめします。

昼の正礼装|モーニング

昼間の礼服でもっとも格式高いモーニングは、新郎・新婦のお父さまの定番衣装です。それ以外では、公式な式典の主催者や園遊会の参加者、大規模な葬式の喪主などが着用します。

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夜の正礼装|タキシード

タキシードは、夕方以降の結婚式や披露宴、フォーマルなパーティーなどの正しい服装です。

音楽会や観劇、ネクタイやシャツの合わせ方によってはカジュアルなパーティーなど、意外にも着回しが効きます。

最近はタキシードの襟が取り外せてビジネススーツと兼用できるタイプも発売され、注目を集めています。

ちなみに
招待状の服装指定で「ブラックタイでお越し下さい」と来れば、「タキシード着用でお越し下さい」という意味らしいです。
(こういう招待状をいただく事は、おそらく私の人生にはないと思いますが・・・笑)

燕尾服は夜の正礼装とされていますが、既に過ぎ去った昔の、時代衣装です。
今では、特にドレスコードで「ホワイトタイ」と指定された場合、社交ダンス競技会の選手、オーケストラの指揮者を除いては、着用の機会は全く無い、特別な礼服です。燕尾服で行かなきゃいけない所は今時ほとんどない・・・という事ですね。

ビジネススーツとの違いとは?

色の違い

礼服と黒のビジネススーツの違いは、「黒の色味の深さ」にあり、礼服の黒はビジネススーツに比べ黒が濃い!深みのある黒!と目にみてわかる程だそうです。

この違いは明るいところに出ると顕著です。葬式にビジネススーツを着て行った場合、出棺で外に出た瞬間などに親戚に見咎められるケースが多いそうです。

ちなみに、黒は濃い方が高級品です。
礼服は黒が濃いほど良いとされ、高級なものは深い黒になるまで何度も染め直される為です。

デザインの違い

一般的には5年、長い人は10年は着続ける礼服は、ビジネススーツよりもゆったりめのシルエットのものが多いです。
最近のビジネススーツは細身が流行りですが、礼服を買うときは長く着ることを考えて選びましょう。

20~30代前半はすっきり見えるシングル、30代後半~は貫禄が出るダブルを選ぶ方が多い傾向にあるようです。
ボタンの数は、シングルだと2つボタン、ダブルは4つボタンを選ぶ人が多いです。

着用シーンの違い

礼服はビジネスでは着れず、ビジネススーツは葬式で着ることができません。

ビジネスで礼服を着ることはマナー違反とは言えませんが、不幸ごとがあったのかと心配されるのでおすすめしません。

最後に

ビジネススーツと礼服は別物で、ビジネスにはビジネススーツ、葬式には礼服が必要です。決して高価なものは必要ないので、急な結婚式や葬式に備えて1着用意しておきましょう。

また黒に近い色のビジネススーツも、実は礼服と同じ略礼装として認められています。
葬式で着るのは一般的ではありませんが、様々なフォーマルシーンで着回すことができるので、お気に入りのものを手に入れたいですね。

今回の記事を参考に、結婚式や葬式、式典などのフォーマルシーンも大人の余裕を持って対応しましょう。

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