お盆

お盆の迎え火と送り火についてご存じですか?いつ、どうやるの?

投稿日:2017年6月27日 更新日:

迎え火や送り火について、いつ、どうやるか、はご存知ですか?

私の実家では迎え火も送り火もやらない為、
私は最近まで全く知りませんでした・・・。

お盆は、ご先祖さまがあの世から帰ってきて、家族と共にひとときを過ごし、
再びあの世に帰っていくという、1年に一度の期間です。

私の家庭と同じように、地域や家庭によっては墓参りだけで済ませることもあるかもしれませんが、
今後のために、迎え火と送り火のやり方について、是非読んでみていただければと思います。

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迎え火と送り火とは?

先祖の霊をお迎えするのが迎え火、送るのが送り火です。

迎え火

迎え火というのは、戻ってくる先祖の霊が迷わないように、目印として火を焚くお盆の風習です。

家の門口や玄関で行う場合もあれば、お墓で行う地域もあるなど、その形態はさまざまです。

一般的には、家の門口や玄関で、焙烙(ほうろく)という素焼きの平皿の上でオガラ(※1)を折ってつみ重ね、火を焚いて、その場で合掌します。
その煙に乗って先祖の精霊が家に戻ってくるのを迎えます。

※1
オガラとは、麻の皮をはいだあとに残る芯の部分のことです。
麻は古来より清浄な植物として考えられてきました。
清浄な植物なので悪いものを祓い清め、また燃やすことで清浄な空間を作り出すという意味が込められています。
ホームセンターや花屋さん、スーパーなどで手に入ります。

迎え火の動画を見つけたので、これを見ればイメージしやすいかと思います。

お墓で行う場合は、お墓参りをしたあと、お迎え用の提灯に明かりを灯して、その明かりと共に先祖の霊を家まで導いて帰ります。
また先祖の霊は、盆提灯の明かりを目印にして家に帰ってくるといわれている為、
縁側の軒先か精霊棚のところに吊るされた盆堤灯に火を灯します。

マンションなどの共同住宅の場合、玄関先やベランダで実際に火を焚くことは難しいと思いますので、
その場合は盆提灯が迎え火・送り火の役割となります。

送り火

送り火とは、お盆の期間に一緒に過ごした先祖の霊を送り出す行事です。

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一般的に送り火は、迎え火を行ったときと同じ場所で、焙烙にオガラを折って積み重ね、火をつけて燃やし、家に迎えた先祖の精霊を送り出し、お墓に帰ってもらいます。

ちなみに

ちなみに、浄土真宗は宗派の教えとして、故人はすべて極楽浄土に往生していると考えるため迎え火・送り火は行いません。
霊をお迎えする慣習はありませんが、お盆の間は盆提灯を飾って、仏さまと先祖に報恩感謝をささげます。

また、東京都などの都市部では、迎え火や送り火の火を「またぐ」という文化があります。
焚いているおがらの上を3回またぐことで「病気から身を守ることができる」と考えられてきたようです。

他にも、迎え火・送り火を焚くときに、自分の宗派のお経(お題目)を唱えたり、地域に伝わる言葉を唱えることもあります。
地域によっては、お墓からの道すじにたくさんの松明を灯したり、河原にろうそくを並べたりするところや、
送り火ではなく、九州北部の「精霊流し」のような行事が行われるところもあります。
地域によってさまざまですね。全国にはまだまだ知らないお盆の風習がありそうですね。

迎え火と送り火はいつやるの?

最初の13日を「迎え盆(お盆の入り)」、
最後の16日を「送り盆(お盆の明け)」と言います。

迎え火は、一般的には、迎え盆(お盆の入り)の夕方に行われます。前日の12日に行う場合もあります。この日をお盆の迎え日とも呼びます。

「なんで夕方?」

と思ったのですが、これは、亡くなった方の霊は、暗くなってから動き出すという考え方があるからなんだそうです。

送り火は、一般的には、送り盆(お盆の明け)の夕方に行われます。前日の15日に行う場合もあります。この日をお盆の送り日とも呼びます。

最後に

できるだけ「迎え火・送り火」の文化的慣習に則って行いたいですが、どうしても難しいこともあるでしょう。

その場合は12日に迎え火、15日に送り火を行うなど日程を調整したり、迎え火と送り火は行わず、盆棚の用意やお仏壇の掃除、お墓の掃除とお参りのみにすることもあります。

送り火や迎え火が難しい場合は、先祖を思う心を大切にして、できることを行いましょう。

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